天然少女と赤面少年
始まり
春…
出会いの季節と言いたいが、私の中学校のC中にはそんなものもなく今、中学3年生を迎えた。
私の名前は中山夏菜(なかやまなつな)。頭もそこそこで、特にずば抜けている特技もなし。ただただ平凡な女子中学生である。
「なっつ!!!」
そう呼ばれて振り返ると、中学校1年生からずっと同じクラスだった川崎葵(かわさきあおい)がいた。少し垂れ目で、地毛で茶髪の可愛い女の子。
「おはよー」
「クラス発表の紙見てきた?」
「いや、まだだよー」
葵は目を輝かせながら言った。
「今年も同じクラスだよー!!!」
3年間も一緒なんて偶然…ある意味の奇跡である。そんなことを思いながらも、嬉しくて堪らなかったので、大声出してはしゃいでしまった。そして、葵はニヤニヤしてからこう言った。
「今年は戸嶋雅人くんも一緒のクラスじゃないのー!!」
戸嶋雅人(としままさと)とは、中学校1年生の時だけ、同じクラスで片思いしている男の子であった。2年生の頃は隣のクラスでよく、わざと忘れ物して借りに行っていた。
もう同じクラスにならないだろうと思っていたのだが…/////
「ぅ…うん…/////」
________教室________
真新しい机が並んでいて、これから最高学年の自覚をもて、と言われているような気がした。
すると目の前に戸嶋くんが現れた。
目が逸らせず、でも逸らさないと…と胸の中で気持ちが混戦していた。そんな事を考えていたら、目が合ってしまった。今更逸らすのも失礼かと思い。じっと見つめってしまった。すると戸嶋くんはニコっと笑って、男子としゃべり始めた。
ドクン………ドクン………
胸のそんな音が戸嶋くんに聞こえてきそうで、熱くなって視線をしたに落とした。
(これからやっていけるかなー??)
始まりの春…
出会いの季節と言いたいが、私の中学校のC中にはそんなものもなく今、中学3年生を迎えた。
私の名前は中山夏菜(なかやまなつな)。頭もそこそこで、特にずば抜けている特技もなし。ただただ平凡な女子中学生である。
「なっつ!!!」
そう呼ばれて振り返ると、中学校1年生からずっと同じクラスだった川崎葵(かわさきあおい)がいた。少し垂れ目で、地毛で茶髪の可愛い女の子。
「おはよー」
「クラス発表の紙見てきた?」
「いや、まだだよー」
葵は目を輝かせながら言った。
「今年も同じクラスだよー!!!」
3年間も一緒なんて偶然…ある意味の奇跡である。そんなことを思いながらも、嬉しくて堪らなかったので、大声出してはしゃいでしまった。そして、葵はニヤニヤしてからこう言った。
「今年は戸嶋雅人くんも一緒のクラスじゃないのー!!」
戸嶋雅人(としままさと)とは、中学校1年生の時だけ、同じクラスで片思いしている男の子であった。2年生の頃は隣のクラスでよく、わざと忘れ物して借りに行っていた。
もう同じクラスにならないだろうと思っていたのだが…/////
「ぅ…うん…/////」
________教室________
真新しい机が並んでいて、これから最高学年の自覚をもて、と言われているような気がした。
すると目の前に戸嶋くんが現れた。
目が逸らせず、でも逸らさないと…と胸の中で気持ちが混戦していた。そんな事を考えていたら、目が合ってしまった。今更逸らすのも失礼かと思い。じっと見つめってしまった。すると戸嶋くんはニコっと笑って、男子としゃべり始めた。
ドクン………ドクン………
胸のそんな音が戸嶋くんに聞こえてきそうで、熱くなって視線をしたに落とした。
(これからやっていけるかなー??)
始まりの春…