空の彼方、想い焦がれる
中学生に上がり、めぐみちゃんとは約束してた通り、一緒に登下校していた。


クラスも同じになれた。



中学に上がると、隣の小学校も一緒になり、人数はかなり増えて、新しい友達もできた。



そして、いじめていた人も増えた。



だけど、めぐみちゃんがいたから、なんだか頑張れていた。



同じクラスには、双子のお兄ちゃんのゆうくんがいた。


隣の席だった。




いじめられていた私にも変わらず接してくれていたゆうくんに、再び惹かれている自分がいた。



でも、もう同じことは繰り返さない。



そう思っていた矢先、隣の小学校からの立石さんが、ゆうくんのことが好きだって言ってきた。



立石さんとは仲良く話せていた私は、身を引いた。


これ以上敵を増やしたくない。そう思った。


立石さんはすごく積極的で、もともと入った部活を辞めて、ゆうくんのいる部活に転部した。



それからしばらくして、二人が付き合ってることを知った。



仕方なかったというより、これは完全に負けだった。



ゆうくんとは、それからあまり話す機会もなくなったままだった。
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