もし僕がロボットになっても
僕はそれでもどうしてだろう。
琴美といれば毎日がすごく楽しくて、僕は琴美が大好きになっていく。

潤平の心にわずかに感情が生まれようとしていた。

僕が琴美に友達って言ったのは、こんな僕のゆうことを聞いてくれる妻が一番の僕の味方で僕を甘やかしてくれるから守りたかった。

だけど、現実はそんなに甘くない。

潤平は琴美と側にいたかったから、何かが眠りから覚めるように、妻の会社の名前を使って偽装の名刺を作り、自分が代表取締役の会社として世間にふれまわった。

目に映るもの、現実はまげてしまえ。
想像全てをねじまげてかえてしまおう。
そう、思い通りにいかないのならばみんな死んでしまえ。
また潤平のなかで眠っていた血が騒ぎだした。
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