もし僕がロボットになっても
潤平は彼女たちのしてほしいことを先に与えてから次第につめたくするようにした。
そうすると、人間は心を許し、女はたいがい依存してくる。
そして、相手にしなくなれば気を引くためにあの手この手を使おうと必死になる。その度に潤平のオモチャのようにプレゼントなど何も与えなくなっても言うことをきくからだ。
時に潤平は奴隷のようなセックスを強要したり、時には暴力で押さえつけて女たちをマインドコントロールしていった。

そして、一度泣きわめいたり暴れたりするゆうことを聞かない女にバッサリと言うのだ。僕はお前の事最初から遊びだったから。
そういって潤平は心の中で笑っていた。
そうすることで、他人の不幸を笑うことが何よりも生きている感覚を味わうことができたからである。

潤平の欲望のままにうごく女たち。
そして潤平はこう思い始めた。
僕は父親の稼いだ金で生きていけばいい。なにもこわくない 。人は利用するものだ。
いつしかこんな感覚が潤平には目覚めるようになっていた。
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