もし僕がロボットになっても

悪夢

そんな日々とは裏腹に潤平は毎日悪夢を見ていた。
それはいつもの悪夢とは違っていた。

知らないは灰色の箱の中、出口はない。
窓も光も何もない。上をみあげれば、
ただ、ただ人に笑われる。

ははははは。
死ねばいいのに。
操り人形だぜ。こいつ!

耳を塞ぎたくなる言葉の傍らで、最後はまっ逆さまに奈落の底へと誰かに落とされていく夢。

とても残酷だった。

潤平「うわっ!!」
落ちる瞬間にガタっと体が振動する反動で何度も目が覚めるのだ。
相変わらず酷い寝汗をかいていた。
そして、もう一度寝ようとした時、潤平の背中に酷い痛みが走った。
それがなんの知らせだったのかはわかるはずもなかった。
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