もし僕がロボットになっても
そんな千花をまさとはしばらく放っておいた。

黒塗りのソファーに座りテレビをつけながら酒を飲んで、バラエティーをつけた。
千花は泣きながら何か言ってくる。

千花「聞いてよ!ねぇ!」

まさと「うっせーな!だまれっつってんだろ」

千花をもう一度思いきり蹴飛ばして頭をふみつけた。
グシャ…髪の毛を掴んで顔をあげさせた。
そして、一枚の写真を出して千花の顔の前にだす。
千花と院長のホテルに入る姿の写真だった。

まさと「お前が言うこと聞けないなら、この写真を病院に送りつけたって構わないけど?
そしたらお前はどうなる?俺からも捨てられて院長からも捨てられる。あげくの果てにあの大病院は破滅だ?お前一人のために院長が本妻を捨てる訳がないよな?
お前の居場所はどこにもないよな?だったら金くらいもってこれんだろ?あ?」

千花「そんな…うっ」

そう言ってもう一発女の腹を思いきりけった。
千花はお腹を抑えうずくまった。

まさとはそれを見て笑っていた。

ははははは

ははははは

自分の目の前で虫けらが暴れるみたいにみてるとぞくぞくするのだ。


それからもずっとまさとは泣き崩れる千花を利用して多額の金を引き出させる約束をして玄関を後にした。
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