もし僕がロボットになっても
そして僕は執拗にその晩、はるかが龍二といる時間に別の代替機で電話をかけた。

ぷるるるる…

はるかは着信を見て驚きを隠せずにいた。

よそよそしくトイレへ向かい、ケータイに出てトイレにこもる。

まさと「もしもーし。こんばんわ。はるかさん。どうですか今のお気分は?」


はるか「ちょ。なんなのよ。」ブチっと着信を切る。

まさとは電話をかけた。そして留守番電話サービスに転送されるアナウンスに向かって録音した。

まさと「切っても逃げても無駄だからね。
あなたの大事な龍二さんはあぐらかいてリビングでくつろぎながらアクビしてるねっ。何でもお見通しだよ。明日の指名がえ待ってるから。さもなくば…。」

最後は言わずにわざと電話を切った。

まさとはもう一台のケータイ電話で挙動不審で龍二に接するはるかを見て心底おかしくてたまらなかった。
誰もいない部屋で喜びの歌を流しながら

ははははは(笑)
ははははは(笑)


と笑っていた。
< 49 / 128 >

この作品をシェア

pagetop