もし僕がロボットになっても
謹慎が解けたある日の在学中、けんじには彼女ができた。

けんじ「こないだよー、彼女バイクの後ろに乗っけてドライブつれてってやったんだぜ!もちろん、無免許でな!まじで警察に追い掛け回されてやばかった!けどオレのいいイケテルところみせてやった。逃げ切ったやったぜ!はははは!!」
その翌日も、どこどこにアイスたべに行ったとか、夜中に連れまわしたとか、毎日毎日アホみたいにのろけてきた。
そんなけんじに僕は一言いった。

僕「女、女って何がそんなにいいのか全く理解できないね。そんな暇あったら少し真面目になればいいのに。」

思わず口走った台詞と同時にけんじのこぶしが僕の顔面めがけて勢いよく飛んできた。

僕「いってー・・・・」
頬がいたすぎてその場で顔を抑えてしばらく固まった。
顔を上げて、けんじがぶち切れて説教してきた。
けんじ「おめーさぁ、機械みてぇなやつだな?脳みそイカれてんのか?次そんなこといったらもうお前とは友達やめるからな。」

僕「え、別にいいし。」

もう一発、今度は腹をどつかれた。

けんじ「あーお前まじでKY。少しは考えてくれ俺の気持ちも・・・・」

そういい残しその場を去った。
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