キミの空になりたい
今だけ……こんな風に、涌井君の近くにいたいよ。
「……涌井君、もし迷惑じゃなかったら、またここに見に来てもいいかな?」
「……いいよ。雨が降らなければ、大体、4時にはここにいる」
「本当?じゃあ、頑張ってここに来るね!涌井君がリラックスできるように!」
なぜだか思いっきりガッツポーズをしてしまった。
そんな私を見て、涌井君が笑う。
そんな風に笑ってくれるのなら、私は自分を落とす事ができるよ。
好きだという気持ちを、出さずに接するように頑張るよ……。
だから、お願い。
神様、どうか涌井君を見守っていて……。
少しでも、長い期間、この場所で笑って話せる関係でいられるように……。