キミの空になりたい
あとがき
「キミの空になりたい」を最後まで読んで下さってありがとうございました。
実は、このお話、私自身が高校3年生に経験した恋愛を交えたものです。
もちろん、こんなにドラマティックな展開じゃなかったですし、ハッピーエンドにはなりませんでした。
翔平と綾美の元となった男の子と女の子がいました。
私は、その男の子が好きだったんですが、告白したら、「忘れられない」と断られました。
彼は、彼女を想っていても、関係が壊れる事を恐れて、今のままの関係でいいと言っていました。
私は当時、本当によく泣きました。
彼女も彼を想いつつ、関係が壊れるのを恐れて、自分の気持ちを言い出せなかったそうです。
卒業してから、彼らがどうなったのか私にはわかりません。
ただ、彼の野球をする姿は今まで見た事がなくて、本当にカッコよかったです。
負けた時に泣く姿すら、感動を覚えたほどでした。
高校の時に書いていた日記を読み返して、どんなに辛く、悲しい恋をしていたのか。
だけど、ちょっとした事で嬉しく思う事も日記に書いていたので、この恋を作品にしてみようと思いついたのです。