約束。








「あぁ。すんません」








気怠い返事をする俺に、もっとオッサンが突っかかってきたその時。














「・・・そういう因縁つけたりするために並んだんなら、他でやってくれません?」










後ろからの女の声。









誰_?










「あなたたちのせいでかれこれ3分も時間を無駄にしているんだけど。」












「あ゛??」











「あれ?日本語わかります?・・・はっきり言いますとですね。










邪魔なんです。










どいてください。










うるさい。











キモイ。










その金色のネックレス、ダサいだけなのにカッコいいと思ってるなんて馬鹿ですか?











馬鹿なんですね?











おめでたいその脳内に私は全力で拍手を送りたいです。」












その女の辛辣(?)な言葉にその後ろに並んでいた奴らが思わず吹き出し、












オッサンは顔を真っ赤にして去って行った。
< 11 / 107 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop