約束。
「あぁ。すんません」
気怠い返事をする俺に、もっとオッサンが突っかかってきたその時。
「・・・そういう因縁つけたりするために並んだんなら、他でやってくれません?」
後ろからの女の声。
誰_?
「あなたたちのせいでかれこれ3分も時間を無駄にしているんだけど。」
「あ゛??」
「あれ?日本語わかります?・・・はっきり言いますとですね。
邪魔なんです。
どいてください。
うるさい。
キモイ。
その金色のネックレス、ダサいだけなのにカッコいいと思ってるなんて馬鹿ですか?
馬鹿なんですね?
おめでたいその脳内に私は全力で拍手を送りたいです。」
その女の辛辣(?)な言葉にその後ろに並んでいた奴らが思わず吹き出し、
オッサンは顔を真っ赤にして去って行った。