約束。
「・・・・あっそ」
「だから、諦めないで頑張んなさいよ?」
なんで上から目線・・・
「言われなくても。・・・てか、もう遅いから帰るか」
「・・・い、いや・・・私は・・・」
「送ってく。どこ?家」
「いいよ。すぐそこなの。」
何も俺には触れさせてくれない彼女。
「でも・・・」
「ここ、通学路なの。また会いに来て」
そういった彼女は走って行ってしまった。
鞄をもって彼女を追いかけようとしたのに
「あれ?」
そこにはもう、彼女の姿は見えなかった。