約束。
教えない
そして、次の日。
俺は、あの公園で待ってたけど来なかった。
そのまた次の日も。
めげずに通い続ける俺。
「あ・・・」
そう小さく聞こえた俺の待ち焦がれた人の声。
「なんで来なかったの?」
「・・・学校、休みだったの。」
「そっか」
それしか言えねぇ俺って・・・
それでも、いつも話題を振ってくれる彼女。
「・・・なぁ」
「んー?」
足でベンチの下の砂を蹴って遊ぶ彼女。
「なんで、なんも教えてくれないの?」
「・・・そんなに、重要?」
ちょっと間をおいてから放たれた言葉。
どうして、そんな悲しい顔してんだよ
「いいじゃん?なんも知らないけど雑談するだけの友達ってゆーのも」
「・・・」
でも、
「まぁ、そうゆーのもありか。」