約束。





「いた」





また同じ制服をきて公園のベンチに座っている。





「おう」





「あ…」




そう言ってベンチから立って走り出したアイツ。





「え!?」





いきなり逃げられ頭がついていかないが足はアイツを追い掛ける。




あっという間に追いつき肩を触ろうとしたとき、





「触んないで!」




凄い剣幕で怒られた。





「いや、その…」




自分が怒鳴った事に戸惑っているのか挙動不審になっている。




「どうした?」




明らかに様子がおかしいアイツ。




「お、おい!」




またあの夜と同じように透けて見える。




どう考えても普通じゃない




「…私、」







「おかしいでしょ?」
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