The Story~恋スル君ヘ~
「ったく……
みんな、他の部活のヤツをパシるなよ」
突然、あたしの背中の方から、
ふわっと甘いテノールの声がした。
誰だか分かる。
もう……分かってる。
ーーーサッカー部の古田昌志(フルタマサシ)だ。
「お、じゃあ、マサが行くのかぁ?」
「えー?そーゆー意味じゃねーけどさー」
古田とは、
1年生の時同じクラスだった。
男子からも女子からも好かれてて、
いつもいじられ役の優しいヤツ。
サッカー部のメンバーからは、
“マサ”の愛称で呼ばれている。
頭はあまりよくないけど、
顔は小動物系でかわいいんだよね。
「ごめんな、森瀬」
みんな、他の部活のヤツをパシるなよ」
突然、あたしの背中の方から、
ふわっと甘いテノールの声がした。
誰だか分かる。
もう……分かってる。
ーーーサッカー部の古田昌志(フルタマサシ)だ。
「お、じゃあ、マサが行くのかぁ?」
「えー?そーゆー意味じゃねーけどさー」
古田とは、
1年生の時同じクラスだった。
男子からも女子からも好かれてて、
いつもいじられ役の優しいヤツ。
サッカー部のメンバーからは、
“マサ”の愛称で呼ばれている。
頭はあまりよくないけど、
顔は小動物系でかわいいんだよね。
「ごめんな、森瀬」