The Story~恋スル君ヘ~
“最近ずっと……”



かぁっと、頬が熱くなる。



え、何気づかれてんの?

最近ずっと、あたし、古田のこと……




って、違う!

違う!
違う……はずなんだけどっ!







「ぜ、ぜんっぜん平気だからっ!いや、むしろ、あたしこれからジュース買いに行くところだったからっ!」



古田から顔をそむける。

あぁぁー、もう、
絶対おかしいって思われた……




「サ、サッカー部のヤツらのも買ってくるねっ!」

「え、いや、俺行くよ?」

「や、ほんと、後でお金払ってくれたらいいからっ!」

「12人分は重いだろ。俺も行く」



そう言って、古田はすたすた歩き出した。
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