The Story~恋スル君ヘ~
「森瀬はさぁ」

急に頭の上から落ちてきた古田の声。
胸が、何だか変な感じに苦しくなった。


「な・・・に?」

「いや、森瀬はどうして、バスケ部に入ったのかなぁ、って思って」

「・・・・・。」




どうしてそんなこと・・・




でも、古田のコトバに応えたくて、必死に言葉を探す。




「バスケって、目指すところが1つでしょ?」


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