The Story~恋スル君ヘ~
バスケのコートの中を走り回る誓志。

その背中には、大きく華やかに
“FUYUSAKI”の文字。

そして、背番号の7。



どうしても目で追ってしまう。
もう見慣れた背中。






どうしても真正面から向き合えなくて、
つい見慣れてしまった精悍な背中。





汗を流しながら駆ける誓志を、
あたしは言葉の無いまま、見つめる。



誓志を見てると、体温が上がっていく。


恋の不思議な発熱反応。




そうこうしていると、バスケ部で一番
女子に人気がある岡山がこっちに来た。


「えー、何?撮影?」


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