The Story~恋スル君ヘ~
Boys Side
コウキside
暑い。
死ぬほど暑い。
俺、原沢 功毅は、汗をタオルでぬぐった。
タオルには、俺のイニシャル“K・H”。
恋人のお手製だ。
県大会出場が決まったとメールすると、
翌週、学校のテニスコートに届けに来た。
「あたしは、テニスのことは分からないけど」
そう言って、彼女は笑った。
「出来ることなら何でも言って。応援する」
その“テニスのことは何も分からない“
彼女の名前は、三峰 夏帆。
夏の日差しが似合う、明るい少女だ。
いつもにこにこしている。
その笑顔は、天真爛漫そのもの。
陰気な俺には不釣り合いなほど、
彼女はとにかく陽気だ。
全くもって、理解しがたい。
死ぬほど暑い。
俺、原沢 功毅は、汗をタオルでぬぐった。
タオルには、俺のイニシャル“K・H”。
恋人のお手製だ。
県大会出場が決まったとメールすると、
翌週、学校のテニスコートに届けに来た。
「あたしは、テニスのことは分からないけど」
そう言って、彼女は笑った。
「出来ることなら何でも言って。応援する」
その“テニスのことは何も分からない“
彼女の名前は、三峰 夏帆。
夏の日差しが似合う、明るい少女だ。
いつもにこにこしている。
その笑顔は、天真爛漫そのもの。
陰気な俺には不釣り合いなほど、
彼女はとにかく陽気だ。
全くもって、理解しがたい。