The Story~恋スル君ヘ~
「でも、いいよね、賢太たち」
「ん?」
「夏に部活頑張れるって」
唐突に言われ、首をかしげる。
「立原たち、部活無いんだっけ?」
「んー、ウチは弱小だからねー」
苦笑しながら、立原はつぶやく。
そう。
立原の所属する放送部は、弱い。
面と向かって言うようなアホなヤツは
ほとんどいないけど、周知の事実。
俺の所属してる男子テニス部も、
超強豪校というわけではない。
だけど、そこそこに名が売れている。
でも、別の意味で、放送部は有名だ。
“冬高で唯一勝てない部活”
そんな二つ名付きで。
「ん?」
「夏に部活頑張れるって」
唐突に言われ、首をかしげる。
「立原たち、部活無いんだっけ?」
「んー、ウチは弱小だからねー」
苦笑しながら、立原はつぶやく。
そう。
立原の所属する放送部は、弱い。
面と向かって言うようなアホなヤツは
ほとんどいないけど、周知の事実。
俺の所属してる男子テニス部も、
超強豪校というわけではない。
だけど、そこそこに名が売れている。
でも、別の意味で、放送部は有名だ。
“冬高で唯一勝てない部活”
そんな二つ名付きで。