三次元男子、攻略法。
そんであたしを巡って他の男子生徒と取り合いなんかしちゃって・・・・・。
ギャー!!やばいやばいやばい!!これはやばい!!
あんなカッコいい先生と会ったら悶え死ぬ!!!
かっこよすぎてやばい!!!!
両手を顔に当てバタバタと興奮していると、急にピタッと冷たい感触が頬にした。
「わっ」
その感触に驚いて後ろを振り向くと、
「頼むから一人でいるときに妄想しないでくれ」
と、あきれ顔の龍也が冷たい缶ジュースを持って立っていた。
おそらく今の冷たい感触は、龍也の手にある缶ジュースだろう。
ほい、と言って龍也はあたしに缶ジュースを差し出すと、自分の缶ジュースを開けて飲み始めた。