三次元男子、攻略法。
と、その時お昼からの授業を知らせる予鈴が鳴る。
「あ、じゃあそろそろ行くね。ジュースありがと!!」
あたしがそう言うと、
「おー。またな」
と言って龍也は自分の教室に戻っていく。
あんなかっこいいのに彼女いないとは、もったいない。
絶対モテるのに。
龍也の後姿を見ながら、あたしはそんなことを考えた。
まぁ、二次元の男子たちには敵わないけど。
むふふ、と笑ってスマホを見ると妖艶な笑みを浮かべる海人先生がいる。
最近やっと他の生徒たちより海人先生に近づくことができた。