『アナタさ、』
二人には、「ハル」と呼ばれる私。
それがみんなに広まってみんなからそう親しんで呼ばれるようになった。
優しくて暖かいこのクラスが好き。
だから私は、木戸先生にどんなことを言われても頑張っていける。
蓮とこのみちゃんもいるし、ね。
いつのまにかまわってきた私の順番。
私は穏やかな気持ちでくじをひいた。
そして、それを二人がいる席へと持ち帰った。
もう、席を動かしている人もいる。
ふふ、みんなせっかちだなぁ。