ういんく☆killer
3
―side渚―
気分転換の為に、俺は散歩をすることにした
少し歩いてから思い出したけど、そういえば、なんだっけ、あ、通り魔?があったらしい。
ちょうどこの町だったっけ。
……まぁ、大丈夫だろ
俺はそのまま散歩を続けた
――今日は星が綺麗だな
夜空を見ながら、近所を散歩していると、
何か物音が聞こえた気がした。
(もしかして、通り魔だったりして)
いや、それはないか。
夜風がすうっと抜けた時だった。
前に人影が見えた
10mくらい先だけど、目が良い俺には、暗くてもその姿が見えた
……奴だった。
それは、ニュースで見た通り魔だった
(あー。やばいな)
奴はやっと俺に気が付いたらしい。
ナイフを向けて、ゆっくり近づいてくる
(どうしよ。ま、走れば逃げれるかな。)
俺は咄嗟に身構えた