ういんく☆killer

「なーに？さっきからじっと見てるけど。」



はっ と我に帰ると、渚さんが顔を近づけてきた。



「璃姫ちゃん、噂通り可愛いね。

……襲いたくなっちゃうな」




な、何言ってるの！？



少しでも動いたら唇が触れてしまう距離。



「な、渚さん、ち、近い…です」



必死に渚さんを押し返した








「………渚って呼べ。呼ばないならキスする。

…どうした？顔、真っ赤だぞ？」








―――――口調が変わった…よね？



ってか、き、キスって！



「な、渚って呼びます！！」



慌てて呼び方を変えると、彼の唇が綺麗な弧を描いた。



「よし。よろしくねっ、璃姫っ」














（あぁ。この人、ドＳだ。)