ういんく☆killer
「はぁ。璃姫、こいつサドだから気をつけろよ?」
そんなことを蓮に言われても芸能人スマイルを絶やさない渚。
……目は笑ってませんけど、ね。
「あー。俺さ、話したいことあったんだった!ちょっと近くのカフェにでも寄らない?」
渚の提案で、私たちはカフェに移動することに。
渚は「一応、芸能人だから…」と言って、黒縁のだてメガネをかけているけど…
なんだかそのメガネも似合う。さすがトップモデルさん。
(野良犬系?)イケメン男子、トップモデル…に似てるメガネ君、スタイル抜群の美人。
この三人が歩いてるから、周りからの視線が尋常じゃない。
「蓮と渚と真琴と歩くと、凄いことになるね」
頬を染めてる人もいるし。なんか、写メ撮ってる人もいるし。
「いや、多分、この観客(?)達の半分が、璃姫 目当てだと思うわよ。」
そんなわけないじゃん。と思って、首を傾けた私を見て、
「はぁ。この容姿で無自覚かぁ。逆に凄いわよ」
真琴はため息をついていた。