ういんく☆killer
killerの正体。
それが、“少女”だということは、全くの予想外だ。
最凶の掃除屋であり、殺人鬼と呼ばれるkillerが、少女である…
誰が考えても、ありえない話だ。
でも、真剣な俺の従兄弟が嘘を話しているとは思えない。
「見たんだ。一瞬だけどな。
…凄く美しかった。神秘的っつーか。人形が動いてるみたいだったんだ。」
美しい…か。
一瞬、璃姫と目が合った
――そんなわけないよな。
もしかして、璃姫なんじゃないか… なんて考えた俺。
いや、いくら美しいっていっても、璃姫なわけないだろ!
何考えてんだ俺は。失礼すぎるよな。