ういんく☆killer





―――トン トン




「璃姫ーっ?」


突然のノックの音が響く。



ドアから顔をのぞかせているのは、亜姫。




「入っていーよ」




ちょうどいい。


……亜姫には、あのこと、話しておいたほうが良いはずだから。




「暇だから来ちゃったー。璃姫、なにしてたの?」



「うふふ。 私も暇してたんだよー」




さすが双子。気があうというかなんというか。




「あのね、ちょっと今日、蓮の従兄弟にあってね…」




“蓮”という単語をきいただけで女の顔になる亜姫。



おそるべし、ピンク頭。






< 35 / 52 >

この作品をシェア

pagetop