ういんく☆killer
「え、美樹…………?」
「あんたたちなんか…ど「どーしたのー?美樹、璃姫ー?」
美樹が口を再び開いたとき、裏庭から亜姫が戻ってきた。
亜姫を見た美樹は一層、顔を歪め…
小さな声で、はっきりと。言ったのだ。
「あんたたちなんか。
―――どうせ、お金だけの愛情をもらってるだけじゃない。」
私は、言葉が出なかった。
今までの大切な時間が、周りの人間が、
その一言で、酷く色褪せて見えた。
「その目も、変な色だし。お金持ちは、皆から良くされていいよね!でも、汚いのよ。」
肩を揺らして笑う美樹は、私達には大きすぎるショックを与えた。