ういんく☆killer

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『ちょ、あれ見て!』
『うわ。人形みたい。めちゃくちゃ美少女じゃん』『あれって、九条さんじゃない!?』『ま、まじか!』






いつものことだけど、ひそひそとした話し声が聞こえてくる





いや、いつもよりざわざわしてるな。






原因は……






「なぁ、ufoキャッチャー得意?俺がとってあげようかっ!?俺、とくいだぜ!ゲームを極めた俺にまかせろ!!」





………こいつだよね。








周りから見たら可笑しすぎるこの状況






ゲーセンに着くまでのあいだ、周りの人の不思議そうな視線を感じながら歩いたのは、もう言うまでもない訳で。









「やっぱりね。こうなるとおもったのよ」







呆れたような真琴に、私は苦笑いをかえした。




























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