私はあなたが大好きです…
帰りは、爽くんに家まで送ってもらうことになった。
そのときに私は思いきって聞いてみた。
「ねぇ、爽くん。」
「ん?」
「まだ、爽くんは紗奈のこと好きなの?」
「え!あ…。哀川も知ってたのか。ま、紗奈と仲いいから当然か…俺は、まだ少しだけ好き…だな。」
「へ~。紗奈が爽くんのことを振ったらしいけど、爽くんって紗奈のこと恨んでるの?」
「恨むはずねーよ。俺は紗奈に幸せになってほしい。それに紗奈と龍は多分両思いだからな♪」
「え…?爽くん、紗奈の好きな人知ってたの?」
「あ、あぁ。アイツ、分かりやすいからな。」
「はやく紗奈と龍くんが付き合えばいいのにねー」
「あぁ。俺と哀川で紗奈と龍をくっつけるか?」
「あ!それいいね♪」
それから2、3分歩くと私の家に着いた。
「爽くん、送ってくれてありがとう♪」
「おぅ。じゃあな」
「うん、また明日」
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爽くんって、メッチャ優しいんだなぁ…
もし、海人に新しい彼女ができたからって振られたら海人を恨んで幸せになるな!って思うもん…
それだけ爽くんは紗奈が好きなんだよね。
でも、龍くんも紗奈のことが好き。
…紗奈、モテモテじゃん!!