私はあなたが大好きです…
私は、中村先生から海人の『死』を聞いてから5日間、学校を休んでいた。
【ピーンポーン】
インターホンが鳴った。
『はーい。どちら様?』
と、ママの声。
『宮崎でーす』
宮崎?
あー。日和か。
『上村でーす』って聞こえたらどんなに嬉しいだろう…
そして、だんだん近付いてくる階段を登る足音。
「優美?いる?」
「ん?日和?」
「うん」
「ねぇ、日和。海人が死んだのって私のせいだよね?」
「え?何で?」
「だって、あの日私の家まで海人に送ってもらったの。その帰りに引かれて死んだの。だから、全部私のせいだ…」
「ううん。優美は悪くない。悪いのは海人を引いた車だから。」
「日和ぃぃぃ!」
私は、日和に抱きついて思いっきり泣いた。