秘密のお姫様【完】



どうにかクラスの子達を落ち着かせてくれた美那。





あたしは自分の席につくと机に突っ伏す。





「もうヤダ………」




今朝の事で泣きそうになる。





お姉ちゃんもお兄ちゃんもずば抜けた容姿と成績でこの学園の人気者なの。





だから、あたしがあの2人の妹だって事はお姉ちゃん達が言わない限りダメなのに。





「はぁ………」




あたしのため息が教室に溶けた。




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