秘密のお姫様【完】
「ウフフ、だって面白くって♪あ、瑠奈は隼人の彼女じゃないわよ⁇」
笑いながらそう言ってギュッとあたしを抱きしめるお姉ちゃん。
「あたし達の可愛い可愛い妹だから♡この子に何かしたらタダじゃおかないわよ♪」
お姉ちゃん、その笑顔は怖いよ。
「「「は、ハイ………///」」」
あーあ、お姉ちゃんのあの笑顔で骨抜きにされるんだ。
「ほら、隼人行くわよ?瑠奈、カバン持ってきなさい」
周りの事を見ていたらお姉ちゃんに声をかけられる。
「う、うん」
自分の席に鞄を取りに行くと、莉麻達がコソッと言ってくれる。
「瑠奈、クラスの子達にはあたし達が言っておくから」
「だから安心して⁇お姉さん達によろしくね⁇」