秘密のお姫様【完】
へえ、あの人って龍夜って言うんだ。
なんかそんな感じしないのになぁ。(←失礼でしょ笑)
「お嬢様が熱心にお聞きになるなんて珍しいですね?」
「うーん、そうですか⁇」
「はい、何かおありになりましたか?」
「その人と今日ケータイの番号を交換したんです」
そう言ってあたしは夏希さんを振り返ると目を見開いている。
「お嬢様、それは凄いですね!!!」
少しテンションが上がった夏希さんと家に帰る。
「あ、今日の事は隼人様には言わない方がよろしいですよ⁇」
夏希さんの忠告にコクコクと頷く。
お兄ちゃんに言ったら何されるか分かったもんじゃない!!!
絶対に言わない様にしようと心に誓ったあたしでした。