秘密のお姫様【完】
ーーーお昼休み。
「そう言えば、あの同じ班の男の子達って誰⁇」
いつもの様に3人でお昼を中庭で食べながら、ずっと疑問だったことを聞いた。
「えええぇぇぇぇ!!!⁇?」
「ゴフッ‼……ゲホッゲホッ………し、知らなかったの瑠奈⁈」
莉麻は大声で突然叫ぶから耳を塞ぐ。
それと同時に美那がジュースを喉に詰まらせた様で思いっきりむせる。
「だ、大丈夫⁉」
美那の背中をさすりながら、2人に謝る。
「知らなくてごめんなさい………」
「王子様の事も知らなかったんだから、あの3人の事も知らなくて当たり前か」
「なんで知らなかったのよ⁉同じクラスメイトでしょ⁈」