秘密のお姫様【完】



気になったあたしはもう一度聞いてみる。





「だから、言ってねえって」




「あれー⁇じゃあやっぱり気のせいだったのかな………」




可笑しいなぁ、何か言ったと思ったのに。





首を傾げながら逸輝の後ろに着いて行く。




学校を出たところで逸輝が質問してきた。





「なあ、お前の家ってどこ?」




「この近くに大きい神社があるでしょ⁇」




あたしが聞くと、逸輝は神社を知ってたみたいで、「ああ」と頷いてくれた。





「あたしの家、その神社の近くなの」




良かった簡単に家の場所の説明が出来て。




< 167 / 487 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop