秘密のお姫様【完】
「流石に少し疲れたし、何処かでお茶しましょ‼」
そう言った莉麻に賛成して近くにあるおしゃれなカフェに向かう。
そこであたしは見たくないモノを見てしまった。
あたし達の少し前に逸輝とその隣にすっごくカワイイ女の子がいた。
その子と逸輝は楽しそうに話している。
どこからどう見てもお似合いのカップル。
「あ、アレ⁇ねぇ、あれって王子様じゃない⁈」
「あ、本当だ‼でも、隣にいるのは誰⁉」
莉麻達も気が付いたみたい。でも、2人の声なんて全く耳に入ってこない。