秘密のお姫様【完】
「そうだよね。凄い事なんだよね」
「そうよ。でもそれを軽々とやってのけるのが瑠奈だもん‼」
なんて笑顔で言って「早く学校行こ‼」とあたしの手をつかんで走り出した莉麻。
学校に着くと、教室でお喋りしていた子達が話しかけてくれた。
「おはよう‼成宮さんと佐山さんだよね?これからよろしくね⁇」
「おはよう、こちらこそよろしくね⁇」
声をかけてくれたのは、綾野 美那(アヤノ ミナ)ちゃんだった。
美那ちゃんと莉麻と喋っていたら。
「⁇なんか廊下が騒がしくない⁇」
「確かに、うるさいわね」