秘密のお姫様【完】



「……ほ、ほふぁふッ⁈……ゴホッ!」




「瑠奈慌てて食べないの。冷たいの得意じゃないんだから」





「瑠奈、大丈夫?そんなに沢山口に入れるからむせちゃうんだよ⁇」




美那にトントンと背中を叩いてもらって、どうにか口にいれてた最後の一口を飲み込む。





「え、もしかして……莉麻それって箱根研修の間で告白しろって言ってる⁇」




「あら、流石瑠奈。あたしの言いたい事がよくわかってるじゃない‼」




莉麻ににっこり微笑まれてもあたしは引きつった笑みしか出てこない。





………な、なんて事をしれっと言うんだ莉麻は!!!





既に失恋だって知ってるでしょう⁇






莉麻達だって一緒にあの時居たんだから。





それなのに、もっと自分で振られに行って傷口をえぐる様な事をしろと⁇





………とんだ罰ゲームですな。





まあ、諦めたくはないと思ったけどさ。





でも、告白するつもりはこれっぽっちもなかったのに。(←気持ち伝えるみたいな事言ってなかった⁇by作者)




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