秘密のお姫様【完】
美那のその一言により、あたし達は先に身体を洗う事にした。
「ふぅ……あったまるわぁ〜」
「莉麻、おばあちゃんみたいな口調になってるよ」
「え、嘘でしょ⁇」
「嘘じゃないわよ〜」
「なんかショックなんだけど」
ああ、あったかい……。
莉麻と美那のやり取りを聞きながらあたしは湯船で1人あったまる。
「あ、瑠奈そろそろ露天風呂行く⁇」
「行く、行く‼」
室内で温まったあたし達は露天風呂に行く事にした。
「うわぁ………‼」
「キレー……」
「絶景ね………!!!」
露天風呂からは周りに広がる山々と満点の星空が見渡せた。
その景色に感激しながらあたし達は湯船に浸かる。