秘密のお姫様【完】
あたし達のクラスレクは何故か椅子取りゲーム。
男子と女子で別れてゲームをして、それぞれ最後残った5人ずつ合計10人でゲームをして優勝者を決めるみたい。
莉麻と美那はやる気満々で目が怖い。
あたしはそんな2人に呆れていたら知らないうちに残り5人になっていた。
あれ⁇もうそんなに居なくなっちゃってたんだ。
男の子達と混ざって10人でまた椅子取りゲームをしていく。
優勝する気の無いあたしは、すぐに負けてしまった。
「莉麻、美那頑張って〜‼」
2人の応援をしていると、残り3人で男の子は一人しか居ない。
あら、2人とも強いのねー。
そんな事を考えてボーッと眺めて居ると。
勝負はあっという間に着いたみたいで、勝ったのは美那だった。
「美那強いね〜椅子取りゲーム。」
「なんか偶々知らない間に勝ってた」
美那はそう言ってケラケラ笑ってたけど、ガチでこの子は優勝を狙いにいってた。
でもあたしにそんな事が言える訳も無く。
莉麻と苦笑いをしながら学年レクをするために外に向かった。