秘密のお姫様【完】



「ウフフ、どうしようかな〜⁇」




「あれーホントに言ってなかったっけ⁇」




……ふ、2人とも酷いよ。





言いたく無いのが分かりやす過ぎるよー‼





からかってくるのがわかりやすいよ……。





「………莉麻、流石に辞めてあげなよ⁇成宮さんが可哀想だよ?」




「美那も瑠奈ちゃんからかうの はそこまで〜。ほら、瑠奈ちゃん泣きそうだよ⁇」




あたしが半泣き状態で莉麻達を見ていると男の子2人が止めに入ってくれた。





でも、誰だろう⁇





あたしはその男の子達をボーッと眺めていると。





「始めまして成宮さん。莉麻がお世話になってます」




「…………え?」




「違うわよ。瑠奈の事をあたしがお世話してるの‼」




莉麻が膨れながら文句を言う。





「……えーっと、どういう事⁇」




莉麻の様子を見てあたしは何と無く分かった。





でも、簡単には信じられない。





多分、この男の子2人は莉麻と美那の彼氏さんだと思う。





「瑠奈信じられないって顔しないでよ。何気に傷付くから」




そんな事を言いつつもケラケラ笑ってる莉麻に冗談だって事は直ぐに分かる。




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