秘密のお姫様【完】
「………さてと。美那、班行動まで残り時間は⁇」
「あとピッタリ1時間でーす‼」
「よし‼瑠奈ほら夜のやつに着替えて‼」
莉麻に急かされ渋々着替える。
「着替えたよ……」
「る、瑠奈………‼」
「きゃぁぁぁぁぁ‼かっわいい〜!!!」
着替えて来たあたしを見て美那達は何故か叫ぶ。
………何故⁇
「着替えただけでコレなのね。完成が楽しみだわ♪」
「じゃあ瑠奈、ここに座って‼」
「………うん」
美那に言われるがままに指定された椅子に座る。
あたしが座ると美那は髪の毛をやってくれるみたい。
そして15分後。
「……でっきたー!!!うん、我ながら完璧♪」
美那にやってもらったあたしは少し高めにゆるくツインテールして髪をクルクルと巻かれていた。
「服がふわふわした感じだから、似たような感じにしてみましたー‼」
なるほど。
確かに服は春っぽい感じのふわふわしたミニスカにこれまた上もふわふわしたやつだもんね。
「最後はメイクね♪」
「え、メイクするの⁉」
「そうよ‼あたしにまっかせなさい‼バレないようにするから」
そういうと莉麻はあたしにメイクをし始めた。