秘密のお姫様【完】
そして、あたしは思い出すのです。
あいつの班と回る事になっていた事を。
「………あ、そろそろ集合場所に行った方が良いかもね」
「あら、もうそんな時間⁇」
「……うわ。以外と早いねー、1時間経つのって」
あれから少しテレビを観て居たあたし達は時間になった。
鞄を持ったし、忘れ物は無いよね‼
忘れ物が無いかを確認して部屋を出る。
そしてルームキーをフロントに居る先生に渡してチェックを受け、集合場所に行く。
そして、集合場所の時計台の所まであと少しのところで。
見えてしまった。
「………あたし頭痛くなっちゃったから部屋で休んでるね」
「何言ってるのよ。ほら、もう皆待ってるんだから行くよ‼」
「……ヤダ。絶対にヤダ」
「そんな事言っても、瑠奈が来ないと意味ないんだよ⁇」
「………なんで忘れてたんだろ」
「……もう‼ほらっ、行くよ!!!」
「待って、せめて着替えて来たい」