秘密のお姫様【完】
ーーーキーンコーンカーンコーン。
「きりーつ、礼」
『さよーなら』
ーーーバタバタ。
放課後になった。
あたしは荷物を鞄に詰めながら、やっぱりぼーっとしていると。
「ん⁇なんか入ってる?」
ぼーっとしていたせいで、鞄に何か入っているのに気がつかなかった。
その物を取り出してみると、入っていたのは小さな箱。
「なんだろう、これ」
うーん、開けちゃえ‼
箱を開けてみると、綺麗にラッピングされたお菓子と手紙が入っていた。
手紙をみてみると、あたしの名前と[屋上で待ってます。]と書かれていた。
とりあえず、莉麻に先に帰っていいよと伝えて屋上に向かう。