秘密のお姫様【完】




「良いに決まって………」




「ん⁇なに。良いに決まって⁇」




「決まって………無いです……」




「そういう事♪良く分かったじゃねえか瑠奈のくせに」




「………この大悪魔」




「何か言ったかな⁇瑠奈ちゃん」




「いえ、何も言ってませんよ⁇」




こんな調子でさっきから小声でずっと言い合ってる。





「良かったー‼心配してたんだよ………って夏野と成宮さん随分仲良いいんだね⁇」




藤田くんに言われて焦るあたし。





「ここに来るまでに仲良くなったんだよ。ね、瑠奈ちゃん」




………⁉る、瑠奈ちゃんだって⁉





何なのこいつ‼え、話を合わせろって事⁈





良いわよ、合わせてやろうじゃないの。





「はい‼元々美那と莉麻の彼氏さんの関係で面識はあったんですけど、逸輝くんとは話した事は無くて」




………ゴメン美那、莉麻。




< 321 / 487 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop