秘密のお姫様【完】
ーーーキラッ‼
また流れ星が流れてくる。
あたしはその流れ星に思いついたお願い事をした。
「……………」
「お願いしたのか⁇」
「……うん‼叶えてくれると良いな」
「瑠奈は何をお願いしたんだ⁇」
「………ふふふ。内緒♪」
「………叶うと良いなそのお願い」
「………ふふ、うん‼」
逸輝は何と無く察してくれたみたいでそんなに聞かれなかった。
「……流石にそろそろ冷えてきたし、戻るか」
逸輝にそう言われて、気が付く。
もう、1時間くらいあたし達は外に居たみたい。
「………そうだね」
まだ居たかったな、ちょっと寒いけど。
なんて思いながら逸輝に返事をすると。
「んな、残念そうにしなくてもまた来れば良いだろ⁇」
「………うん」