秘密のお姫様【完】
そして、少しして大きな歓声というか、悲鳴というか。
まあ、女の子達が大騒ぎしている事からして分かるとおり。
逸輝達がホールに入ってきた。
「あーあーあー。すっごい不機嫌じゃない逸輝」
「そう⁇いつも通りに見えるけど」
「………まあ、でもこれだけ騒がれれば不機嫌にもなるでしょ」
「確かにねー。海斗と悠斗くんも引きつってるし。笑」
なんてあたし達は逸輝達3人を眺めながらのんびりと会話していた。
そして、それから少しして。
「えー、みんなおはよう‼」
学年主任の先生が話し始めた。
今日の流れとか、注意点とかそれはそれは長い話がようやく終わって。
「くれぐれも最後だからってハメを外しすぎない事‼時間は守ってくれよー‼」
という、主任の先生の一言締めくくられ。
「では、解散!!!」
本当に自由な最後の自由行動が始まった。