秘密のお姫様【完】




「はいはい、じゃあ行くか」




逸輝に余裕そうにかわされ、手を引かれてその場をあとにする。





そのまま、神社を後にする。





「………次って何処に行くの⁇」




「ここからは普通に女でいうショッピングってやつ」




そう言うと、箱根の街へと向かう。





「はい、瑠奈の行きたい何処にどーぞ」




………なんて言われても。





「………うーん。じゃあ、適当にウィンドウショッピングがしたい」




「仰せの通りに、お姫様♪」




「………それ、何キャラ⁇あたしはお姫様じゃ無いし」




「王子様キャラ⁇瑠奈は俺のお姫様だから良いのー」




「………/////」




どうしよう、逸輝が甘いんですけど‼





またもや顔が熱く真っ赤になって居るであろうあたしの手を引いて歩き出す逸輝。





暫く、逸輝とブラブラと歩いて居ると。





そう、あたしの顔の熱が取れた頃。





「あ、此処の雑貨屋さん可愛い………」




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